1.煙突
煙突内にクレオソード(タール)が付着したままになっていると、煙道火災が起こりやすいので定期的に掃除をします。燃やしている薪の種類や燃やし方、使用頻度や薪ストーブの機種により汚れ具合が違ってきますが、1年に1回くらいはきちんと掃除をして下さい。
2.塗料
煙突も本体も長年使っていると、ところどころの塗料がはげてくるので塗装をしましょう。同じ色の耐熱塗料を吹き付けます。サビが出た部分はサンドペーパーなどでこすり、サビを取り除いてから塗装します。なお、ホウロウ仕上げの場合専用の補修パテが必要です。<
3.ドア
ドアのガラスは煙突の煤などで汚れやすい。いつも炎をながめているためにも、汚れたら磨くようにしましょう。専用ガラスクリーナーや研磨剤の少ない市販のものを使います。また、ヒビなどが入っていないか点検し、損傷していれば交換します。
4.ガスケット
ドア(耐熱ロープ)の内側にあるガスケットが古くなって、切れたり緩んだりしていると扉が密閉できなくなるので、定期的な点検と交換が必要です。薪ストーブショップなどで、機種に合った太さのものを専用の耐熱接着剤とともに入手することが出来ます。
5.コンバスター
コンバスターのある薪ストーブの場合、コンバスターが詰まっていると空気の流れがスムーズにならないために、煙が逆流したり、火のつきや燃えが悪くなります。ほとんどの機種は簡単に取り外しが出来るので、汚れて目詰まりしているのなら、綿棒等を使って掃除します。
6.炉室
炉室の掃除は中に詰まった灰を除去するだけで十分。掃除機をひとつ専用にしておくとよい。薪ストーブ専用の掃除機もありますが、少々高価。なお、炉室の掃除は完全に火の気が無くなってから行いましょう。燃え残りがあると、発火する恐れがあります。
7.灰受け
火室で燃えた薪の灰は、ほとんどが灰受けに落ちるようになっているのでいっぱいになっていれば取り出せばいい。灰はそれほど一度にたくさん出るものではないので、頻繁に捨てる手間はない。ただし、火室の灰と同様、火の気が無くなってから捨てましょう。